キャスターとは
キャスターとは キャスターとは家具や店舗什器の下に車輪等で移動させるための金物です。 車輪の材質はゴ...

キャスターとは
キャスターとは家具や店舗什器の下に車輪等で移動させるための金物です。
車輪の材質はゴム・プラスチック・エラストマーなどから用途に合わせて選択します。
1、車輪の種類
車輪には単輪キャスターと双輪キャスターがあり、移動を止めるストッパー付きもあります。
家具や店舗什器などの移動が少ないものには双輪キャスターを選ばれる傾向があります。
台車など移動するための物は単輪を選ばれる傾向にあります。
用途に合わせてお選びください。


双輪キャスター / 単輪キャスター
2、主な取付方法の種類
・プレートタイプ:筐体にビスなどを用いて取り付け。
家具什器には最も一般的でバリエーションも豊富です。
・ねじ込みタイプ:筐体やパイプなどに同径のナットを取り付け、ねじ込みます。
・差し込みタイプ:筐体にソケットと呼ばれる受け具を取り付け、嵌め込みます。
プレートタイプ / ねじ込みタイプ / 差し込みタイプ
3、走行方法とストッパー付の組み合わせ
プレートタイプと一部の差し込みタイプのキャスターには、走行方向が旋回する自在車の他に
走行方向が固定している固定車があります。
使用する筐体の使い勝手を考えて、組合せを選びます。
組合せの中にストッパー付のものを取り入れるのも、選択肢のうちのひとつです。
ストッパーは車輪の回転だけを止めるものと、車輪と旋回を止めるものがあります。
同系統の製品であれば、自在車・固定車・ストッパー付の取り付け高さは同じとなります。
自在車 / ストッパー付 / 固定車
4、車輪やサイズに関して
一般に車輪径が大きなものは、それだけ転がり抵抗が少なく移動がスムーズで走行面の凹凸にも耐えます。
何の制約もなければ大きな車輪径のものを選ぶ方が使いやすいでしょう。
ただし、大抵は筐体の全体設計によって、取付高さや車輪径は制約を受けているものなので
耐荷重やコスト・デザインを踏まえて選定して下さい。
5、主な車輪の素材の特徴
・ゴム :弾性があり、凹凸のある路面でも滑らかな使用感が得られ最も一般的に使用されています。
しかし油類・薬品等に弱く、長期間のうちに硬化・劣化していきます。
摩耗紛が擦れ付いて床面を汚す場合があり、ゴム材に練りこまれた薬品と床材が
化学反応を起こして変色する可能性があります。
・ウレタン :耐摩耗性・耐油性に優れ、床面汚染の心配がないなど
ゴム車の幾つかの欠点を補いながらも多少の弾性を有します。
また引き裂き強度が強く、接地面が欠けにくいのも利点です。
・エラストマー:ゴム同様に圧縮永久歪みが少なく、高い反撥弾性を持ちながらも
耐熱老化性・耐候性・耐油性・耐薬品性など主だったゴムの欠点を補っており、
汚染の心配もありません。
・ナイロン :油類・薬品等に強く、機械的強度に優れ床面を汚す心配もありませんが、
弾性がないため路面の凹凸による振動音が発生します。
ただし硬いという点は歪まないという特性となり
重たいものも軽く運べるという利点にも繋がります。
多少の音なら気にならない場合、床が平滑な場合にはナイロン車が最適です。
弊社では多数のキャスターを取り揃えています。
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