スライドレールとは
スライドレールとは スライドレールとは、引き出しの側面や底に取り付けられている直動機構の機械部品です...

スライドレールとは
スライドレールとは、引き出しの側面や底に取り付けられている直動機構の機械部品です。
スライドレールを取り付けることにより、重い引き出しを軽い力でスムーズに動かすことが可能となります。
システムキッチン、収納家具、オフィスのキャビネットやデスクなどに使われています。
プッシュオープン・ソフトクロージング機構など使用用途に応じた様々な機能がついた商品もあります。
1、スライドレールの取り付け位置について
スライドレールは取り付け位置によって 【横付け】・【底付け】・【底引き】のタイプに分かれます。

【横付けタイプ】
引き出しの側板と家具の側板に取り付けるスライドレールです。
横づけタイプが、最も一般的に用いられる取り付け方法です。(8400型)
プッシュオープン(4660型)やソフトクローズ(4670型)など機能面で種類が豊富です。


【底付けタイプ】
主にローラータイプの物が主流で、レール本体はL字になっています。(新17S型)
引き出しの側面と底板にL字につけるスライドレールです。
レールの取り付け位置は、レールを引き出しの底の部分に合わせるだけなので、比較的簡単に取り付けできます。
レールが外側から見えない、デザイン性を損なわないアンダーマウントレールもあります。
アンダーマウントレールはシステムキッチンなどで多く使われています。

【底引きタイプ】
引き出しの底板につけるタイプのスライドレールです。(VTB型)
耐荷重がない為、重量用には使えません。
引き出しのレール取付位置を測らなくて良い為、簡単に取り付けることができます。
2、スライドレールの種類
スライドレールにはローラー式、ベアリング式の2種類があります。
また、3段引レール、2段引レール、1段式レール、底引きレールと種類が分かれています。
・ローラー式
浅め、小さめの引き出しに使用することが多いレールです。
比較的安価です。(LA2段)
・ベアリング式
ベアリングを使っているため軽い力で開閉でき、動きがスムーズなのが特徴です。
耐久性もあり耐荷重性も高いです。(8400型)
・3段引レール
※引出し箱が一杯まで手前に出ます。
中間メンバーの働きでインナーメンバーがより多く外に出ます。
(種類により一部完全に出ない商品もあります)
機能が充実しており耐荷重に優れた商品もあります。(3618型)
・2段引レール
※引出し箱の2/3くらい手前に出ます。
3段引きに比べ耐荷重に優れています。(3506G型)
・底引きレール
※引出し箱の2/3くらい手前に出ます。 (底引きレールで3段引きはありません)
レールの細い部分に荷重が掛かる為、上記のレールに比べ強度は弱くなります。(VTB型)
3、スライドレールの機能
セルフ&ソフトクロージング機能
軽く押すと自動的にゆっくりと静かに締まる機能です。(4670型)
プッシュオープン機能
前板を押すだけで引き出しが開く機能を持ったスライドレールです。
取っ手やつまみが不要なので、フラットなデザインのときに使用します。(4660型)



ロック機能・保持機能
引き出しを全開または全閉にすると、
開いたまま、閉じたままの状態で保持するスライドレールです。
4、スライドレールの選定
・収納物の移動量
どのくらいの距離を移動させたいのかを確認し、適切な長さのレールを選定する。
・レールの厚み、高さ
設置場所に設置できる、厚みと高さのレールを選定する。
・レールの耐荷重
規定以上の荷重を掛けた場合、レールが歪んで引き出せなくなったり、レールが壊れる恐れなどがありますので、正しい耐荷重のレールを選定する。
・レール機能
使用用途により、レールの機能を選定する。
※レールの取付位置の注意
5、ピックアップ商品
・セルフ&ソフトクロージング機能付 「4670型 3段引スライドレール」
・プッシュオープン機能付 「3660型 3段引スライドレール」
・ロック機能付 「C3275型 3段引スライドレール」
弊社では様々なスライドレールを取り揃えています。
こちらよりご覧ください。