System３２とは（システム３２）
システム３２とは よく家具の取付ピッチなどで、３２ｍｍピッチのものが多くあると思いますがそれに関して...
システム３２とは
よく家具の取付ピッチなどで、３２ｍｍピッチのものが多くあると思いますが
それに関して「System３２」というヨーロッパ生まれの工法があることをご存知でしょうか？
System３２とはドイツで生まれた家具製作システムです。
木材の小口から奥に３７mm、上からピッチ３２mm、Φ５の穴加工をベースにしたシステムです。
System３２工法においては、家具などの側板に等間隔に同じ穴径のドリル穴を一列に配します。
家具金物（丁番、連結金具、棚ダボ、引き出しレール、フラップステー、アジャスター、ハンドルなど）も、このSystem３２工法を用いて効率よく取付けられる製品が多くある事から３２ｍｍピッチのシステム穴を採用することにより、様々な金具の取り付けが容易となり、将来の棚や扉の追加にも対応できます。
なぜ３２ｍｍピッチなのか
「３２」という数字は２×２×２×２×２であり、半分の分割が容易にできるという利点を持っています。
この利点は精密な金具を使った家具の設計の際に非常に有効です。
このことからもヨーロッパ製の多軸ボーリングマシンのドリル間隔は、通常３２ｍｍにセットされています。
多軸ボーリングマシンにカッティングされた材を正確にセットするだけで、ハイスピードな大量自動生産ができ、また部材の形状（板の状態）でノックダウンシステム（組立式）での搬入が可能となり、大量物件の場合など大幅に輸送コストを削減できます。
システム３0とは
またヨーロッパを中心に世界的に使用されているシステム３２に対し、日本向けに作られたのがSystem３０です。
System３０は木材の小口から奥に３５mm、上からピッチ３０mm、Φ５の穴加工をベースにしています。
●スライド丁番の座金など、３０ｍｍピッチと３２ｍｍピッチが存在したり
家具ハンドルなどの取付ピッチが３２ｍｍの倍数のものが多いのは、このような背景が関係しています。
如何でしょうか、弊社の扱っているスライド丁番３６０型オリンピアはシステム３０と３２のどちらも用意が御座います。こちらよりご覧ください。
